滝沢演舞城2008 4/6(昼) 二部感想

行って来ました演舞城。
席が本当に花道の真横でいろいろ近すぎてすごかった!そして寒かった!(横を駆け抜けて行くので…)花道の下手側って一段高くなってるんですね。おかげですごい見やすかったです。
全体的な感想としては、今年は例年に比べて派手さは無く、コンパクトに仕上がっている印象。歌舞伎とかも追加されたので1部もあまりジャニーズ色が強くない感じになってました。あとフライングが無いのは覚悟してたけど、ショータイムが無いのにはびっくりしたよ!最後にテーマソング(エピローグ的扱い)を歌うのみ。ちょっと寂しい…


1部もいろいろ盛りだくさんだったので書きたい事は山ほどあるんですが、目まぐるしすぎて記憶があいまいです。変更結構あったなー。
というわけで忘れないうちに取り急ぎ2部の感想、もといこの感動を…!緊張の2部、ふみきゅんがまさかの二役でした。富樫の他に鎌倉軍の武将としても出てました。しかも結構おいしい役で。そりゃーもうびっくりしたさ。出番の少なさなんて関係ない!悪役郁人最高!というわけでそこらへんについての感想です。内容については触れたり触れなかったり。
余談ですが今ちろるさんはふみきゅんに対してひどいデレなのでそれを考慮の上お読み下さい。我ながら暑苦しさにウンザリですが、1年後ぐらいに読み返すと楽しいだろうからこのパッションを書き留めておきたいのです。今ならスクランブル交差点の真ん中で「自担*1サイコーーー!!!」って叫べる。多分。


内容的には去年と大きな変更は無い感じ。三郎と義経の出会いのシーンが無くなって最初から家来でスタート。頼朝方の家来に悪役北山(名前がないのでコレを仮称とします)が追加。今まで1部のラストにあった鞍馬山の雨のシーンがまるっと無くなって、2部最後の合戦のシーンが雨の中になりました。それぐらいかな?


キャスト別感想。まず滝沢義経様。今年も頼朝との2役ですが同時に舞台に上がってる事が多くて、しかも2人とも顔が滝様ではて?と思ったらダミー着用のゴム面がすごい似てた!パッと見じゃ全然わかんないぐらい似てた!双眼鏡覗いてびっくりしました。いやーそういうところも進化してるんですねぇ。
続いて藤ヶ谷弁慶。2年目ということでさすがの安定感。去年より芝居に深みが出てたし、殿との見えない絆っぽいものも感じられて、おかえり弁慶!という気分になりました。あと昨年より薙刀の扱いが力強かったです。去年より格段強い!
戸塚三郎は昨年の風間三郎より素直でだいぶ幼い感じ、っていうか超かわいいです。小生意気な感じです。弁慶に食ってかかってギャーギャー騒いでるのとか超かわいい。今年は去年みたいなアドリブコーナーは無いんだけど、影絵前の弁慶と三郎が家来の順位を争って小競り合いをするシーンで、三郎が「近い!予想以上に近い!!」って言って笑いをとってました。かーわいいなーー(ひどいデレです)
悪役北山。やっぱりみっくん悪役似合いますね!悪い顔大好き!でも言うほどひどい悪役でもなかったような?頼朝の家来で、影で動き回り、頼朝にいろいろ吹き込んで義経を討つ様に仕向ける存在なので、黒幕というよりは小賢しい悪党といった感じですねぇ。そして弱い。とても弱い。役作りの為(?)に前髪を片側ピン止めしててちょっとかわいかったです。見慣れないww
それから伝令は主にMAD。上4人は普通に台詞回しが上手ですね!感心した。


そしてふみきゅん。まずは安宅の関。まさかの花道登場なんですが…!!!
えーとふみとがし殿が花道後方より登場し、真横を歩いて行かれました。びっっっっじん!!!超美形だった!!!あの人美形!!!(落ち着いて)
相変わらずメイク濃いっていうか目張りが濃すぎるんだけど、それはそれで目力あって良いです。『凛とした』という表現が似合う感じ。予想通り烏帽子も衣装も似合いますねー。でも襟足ピロピロしてんのが気になりますねー。斬りたい、もとい、切りたい。
話の流れは昨年とほぼ一緒。柏木係は辰巳。「またれぇぇぇぇい!!!」ももちろんあったよ。とっつーより演技抑え目っていうかテンション高すぎず落ち着いた感じ。声低いのも相俟ってすごい雰囲気出てました。台詞自体は少ないんだけど、表情の変化の芝居がすごいうまくなっててびっくりした。義経を殴打している弁慶を止めようかどうか迷ってる時の顔とかすごい良かったです。かーさん感動した。


そしてまさかの2役悪役郁人について。鎌倉軍のNo.3ぐらいのポジションで、頼朝様の部下だけどみっくんの部下ではない感じ。額に布を巻いていて、基本無口で無表情。小柄だけど腕は立つ、みたいな。安宅の関前に1回頼朝の片腕として出てくる他、最期の合戦でおいしいところでちょいちょい出てくるんですが、それが本当にすばらしくて震えました。身のこなしの軽さと殺陣のキレの良さはもちろんなんですが、頼朝とのシーンでは無表情なのに、合戦のシーンでは全力で悪い顔で、ニヤリ顔っていうか狂気に満ちた顔っていうか全力でイカれた感じの表情なのがすごかった!人を斬るのが楽しくて仕方が無い、みたいな。全力で悪役だった。すごかった。予想もしてなかったからびっくりした。
もうふみきゅんどんどん悪役やったらいいよ!みっくんとふみきゅんで悪役ツートップ張ったらいいよ!というわけで最後の合戦の話。


まず三郎。今年の三郎の最後は、戦場に紛れ込んだ娘(敵)に油断した所を背後から刺され、そこへ現れた悪役郁人にさらに斬られ、瀕死の重症を負った所を悪役北山にトドメを刺される、という形です。無表情で近づいてきて、件の娘をも斬り倒し、三郎を斬る瞬間にニヤリと笑う悪役郁人の顔が絶品。
去年同様死の間際の「真の武士に〜」等々のセリフもあって切ない最期。見事でした。そして最後の最後に三郎にトドメをさす悪役北山も冷酷で良かった。そういえばココとっつーの2年越しの願いがついに…!!!*2なんですよね。本人覚えてるかどうかはわからないけど。良かったねとっつー!と思った。


続いて弁慶。大勢の鎌倉軍との大立ち回りの後、最後は悪役郁人との殺陣なんですが、2人とも迫力あってすごかった。でかい弁慶に向かって飛び込む小柄な悪役郁人がギラギラしてて素敵すぎる。もうなんていうか俺死にそう。っていうか三郎といい弁慶といいおいしい所だけ持ってくなぁふみきゅん…
そして最後はVS義経。ここからは雨の中での立ち回り。回る盆の上で入れ替わり立ち替わりですごい迫力。MADとJAEの皆さんを倒し終わった頃に悪役郁人登場。今度は結構互角に戦った後切られるんですが、ここで戦ってる時の顔が今までのニヤリ顔と違って必死な形相で鬼気迫っててちょっとホント怖かった。最後の死に際の顔も本当に死んでしまいそうな勢いですごかったです。ほんとふみきゅん悪役極めたらいいのに…
そして最後は悪役北山VS義経…なんですが悪役北山って頭脳班らしく意外と弱いのね。総大将なのにあまり対峙せず、あっという間に斬られてしまいました。
殿が赤い雨の中自害。終了。


いやーホント悪役郁人に盛り上がりすぎて他の記憶があやふやです。今年は富樫という役を賜ったということで、今日の2幕が始まる瞬間まで本当に緊張しっぱなしでいろいろやきもきしてたんですが、見たら安心したどころか予想以上の健闘っぷりに感慨深い気持ちになりました。すげーなーふみきゅん。
なんかもう安心したのとうれしかったのと興奮したのでひっさびさに「うちの子さいこー!」モードになってトムさんに電話をかけて暑苦しく語ってしまいました。その節はすいません(笑)
とりあえず1回見て落ち着いたのは落ち着いたんだけど、次の登城まであと2週間耐えられるかどうかは神のみぞ知る。あーやっぱり住みたいな!お城!

*1:って呼んだ事ないけど呼べる!今なら!

*2:初演の時にふみきゅんの殺陣に感動したらしいとっつーが「河合ちゃんに斬られて死にたい!」としきりに言ってました。ふみきゅんは「とっつーがかっこよく死ねる様にがんばるよ!」と言ってました。まさかの夢実現…!と思ったら最期の最期にトドメを刺したのは悪役北山っていうね。惜しかったねとっつー…